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本記事は情報開示企業向けのもので、CDPのスコアリングについて説明しています。スコアリリースのスケジュールと内容、結果の解釈、および透明性と品質におけるCDPのコミットメントについても解説します。

本記事に加え、CDPウェブサイト上のスコアリング関連資料も併せてご参照ください。この記事の最後には、主な補足資料のリンクもございます。

内容

CDPスコアとは

CDPスコアとは、情報開示企業が環境への影響をどれだけ理解し、管理できているかを評価するものです。主な環境問題についての各回答は、詳細なスコアリング基準に基づき、情報開示レベル認識レベルマネージメントレベル、 およびリーダーシップレベルのいずれかのレベルに位置付けられます。

CDPはスコアリング基準に基づき、企業の回答内容をスコアリングします。スコアリング基準には、質問書内各質問の採点方法が詳細に記載されており、情報開示企業の環境スチュワードシップに向けた進捗状況を評価します。またCDPは、企業のベストプラクティス達成に向けたロードマップを提供し、その年のベストプラクティスに沿ったスコアリングを実施しています。CDPが目指すのは、企業が環境パフォーマンスの向上を目指し、その行動を変えるきっかけとなることです。

2026年も引き続き、CDPは気候変動フォレスト、および水セキュリティをスコアリングします。プラスチックおよび生物多様性、さらに新しく追加された海洋については、企業がこれらの分野の取り組みを強化する準備期間とするため、2026年も引き続きスコアリング対象外です。

なおSME版質問書については、気候変動のみスコアリング対象です。

スコアの概要につきましては、関連するスコアリングイントロダクションをご参照ください:完全版質問書 / SME版質問書

CDPのスコアリング方法

CDPのスコアリングは、CDPと認定スコアリングパートナーによる厳正な品質管理プロセスに基づき行われます。CDP質問書への回答データのみに基づきスコアリングされ、スコアリング基準に明記されている場合を除き、外部リンクや添付ファイルは評価対象に含まれません。開示に際しましては、回答が過不足なく正確で、かつ最新の内容となるようご確認ください。

各回答は環境課題(気候変動、フォレスト、および水セキュリティ)ごとに、CDPが公開するスコアリング基準に従い個別に評価されます。またセクター別質問書は、該当するセクターごとのスコアリング基準に従いスコアリングされます。

回答要請を受けた企業が回答を提出しなかった場合、または回答内容がスコアリングに不十分であった場合は、「Did not disclose」と表示されます。

スコアレベル

情報開示企業は、4つのスコアレベルで評価されます:

  • 情報開示レベル (D/D–):企業の報告の完全性を評価します。各質問のポイント配分は、求められるデータ量、およびデータ利用者にとっての相対的な重要性に基づき決定されます。

  • 認識レベル (C/C–):環境問題と企業活動、およびその影響との関連性に対する理解を評価します。認識はあるが十分な行動にはまだ至っていないレベルであることを示します。

  • マネージメントレベル (B/B–):環境問題を管理するための具体的な行動やプロセスが実施されていることを評価します。

  • リーダーシップレベル (A/A–):環境問題への対応において、ベストプラクティスに沿った取り組みと高い透明性を示していることを評価します。

必須要件(完全版質問書のみ)

必須要件とは、スコアレベルの達成に必要となる絶対的な要件です。これにより、CDPのすべてのスコアレベルにおいて一貫した報告の最低基準が確保されます。

必須要件を満たしていない場合、スコアに影響します。必須要件の詳細につきましては、気候変動フォレストおよび水セキュリティの各資料をご参照ください。

スコアの見方

総合スコア

総合スコアには、環境パフォーマンスにおける実績だけでなく、情報開示の質や取り組みの成熟度が反映されます。各スコアレベル(情報開示→リーダーシップ)での評価結果、カテゴリーごとの配点、および必須要件の適用に基づきスコアが算出されます。

回答はまず情報開示レベルで評価されます。スコアレベルを上げるためには、そのレベルの閾値とすべての必須要件を満たす必要があります。これらの条件のいずれかを満たしていない場合、たとえ特定の分野で高いパフォーマンスを発揮していたとしても、最終スコアは下位レベルに据え置かれます。

総合スコアの結果は、CDPポータルのスコアページ上部に表示され、カテゴリースコアはその下に表示されます。

各レベルの閾値およびスコアリングについての詳細は、関連するスコアリングイントロダクションをご参照ください:完全版質問書 / SME版質問書

カテゴリースコア

情報開示企業にはカテゴリースコアの内訳が表示されます。カテゴリー別スコアは、質問書の各モジュール区分とは一致しないテーマ別の質問に基づき算出されます。これにより、主要な質問分野における企業の取り組みの全体像が把握できます。

マネージメントレベルおよびリーダーシップレベルのみ、総合スコアの算出には、カテゴリーごとのウェイティング(重要度を勘案した重みづけ)が反映されます。カテゴリーごとのウェイティングには、CDP質問書とスコアリング基準の範囲内において、企業の環境スチュワードシップの進展における各カテゴリーの重要性が反映されます。

カテゴリーマッピングおよびカテゴリーウェイティングの詳細につきましては、情報開示の方法の、「企業」または「中小企業」より、関連資料をご参照ください。

各スコアリングイントロダクション内、「Final score allocation」にも記載がございます:完全版質問書 / SME版質問書

フォレストのスコアリングコモディティ

フォレストについて開示する企業(金融サービスを除く)は、最大7つの森林リスクコモディティについて開示します。2026年はすべての森林リスクコモディティ(ゴム、カカオ、コーヒーが新規追加)がスコアリングされ、単一のフォレストスコアとして反映されます。

コモディティごとのサブスコアの結果はフォレストの総合スコアに反映されるものの、それのみでAリストとしての選定基準となるものではありません。詳細につきましては、CDPコーポレート完全版質問書スコアリングイントロダクションの「フォレストのスコアリング」および「コモディティごとのサブスコア」(7-9ページ)をご参照ください。

サプライヤーエンゲージメント評価 (SEA)

サプライヤーエンゲージメント評価(SEA)とは、サプライヤーに対する環境パフォーマンス向上への働きかけに特化し、購買企業を評価するCDPの制度です。ベストプラクティスとなる評価基準を設定し、優れた取り組みを行う企業であることを認定します。(例:サプライヤーエンゲージメント・リーダーボード)完全版質問書の気候変動に回答し、且つスコアリング対象提出期限までに回答を提出した組織が対象で、SME版質問書に回答した企業は対象外です。SEAスコアについての詳細は、サプライヤーエンゲージメント評価(SEA)スコアリングイントロダクションおよびサプライヤーエンゲージメント評価(SEA)スコアリング基準をご参照ください。

:SEAスコアは後日公表されます。初回スコアリリース時には公開されません。

スコアリリースのスケジュール

提出内容の一貫性と品質を確保するため、開示サイクルは以下のステップで進められます:

  • 回答期間:情報開示企業は、この期間中にCDPポータルより、質問書の回答入力および提出を行います。スコアリング対象提出期限は、2026年9月16日 23:59 (IDLW)です。

  • スコアリングと評価:回答期間終了後、CDP認定スコアリングパートナーおよび内部スコアリングチームにより、関連するスコアリング基準と品質保証プロセスに基づき回答が評価されます。

  • 初回スコアリリース:一般公開に先立ち、情報開示企業へは2026年11月30日の週にCDPポータル上でスコアが通知されます。

  • 一般公開リリース:公開スコアとなる企業の最終スコアは、2026年11月30日週の後半に、CDPウェブサイト上で公開されます。公開スコアについての詳細は、 情報開示組織向け:回答とスコアの公開・非公開について をご参照ください。

情報開示企業へはメールおよびCDPポータルを通じ、上記スケジュールと主要マイルストーンが通知されます。主要な日程についての詳細は、CDPウェブサイト2026開示サイクルをご覧ください。

初回スコアリリースの内容

2026年スコアは、2026年11月30日の週に各情報開示企業宛てに通知されます。通知される内容は以下の通りです:

  • 総合スコア:スコアリング基準に基づき付与されたスコア(D-からA)。

  • カテゴリー別の内訳:ガバナンス、目標、およびリスク開示など主要カテゴリースコアの結果。フォレストについて開示した企業には、コモディティごとのサブスコアも付与されます。

  • セクターおよび地域別の平均値:セクターおよび地域別平均との比較情報(対象企業のみ)。

初回スコアリリースでは、一般公開スコアのリリース前に自社のパフォーマンスを確認できます。

スコアが付与されない理由

特定の条件により、スコアリング対象外となる場合があります。理由については、ポータルの「スコア」タイルの下に明記されます。代表的な理由は以下の通りです:

  • 提出言語: スコアリング対象となる言語は英語日本語中国語スペイン語、およびポルトガル語です。その他の言語で提出された回答(回答言語として「その他 - 指定してください」が選択されている場合)はスコアリング対象外です。

  • スコアリング対象提出期限を過ぎての提出:スコアリング対象提出期限の2026年9月16日23:59 (IDLW)を過ぎて提出された場合、スコアリング対象外となります。

  • その他の要因CDP情報開示規約第12条に記載の条件を満たしていない場合、スコアリング対象外です。

スコア付与についてのご不明点は、CDPヘルプセンターマイサポートより、ケースを作成してお問い合わせください。お問い合わせの際は、ユーザータイプ「情報開示組織」、カテゴリー「CDPスコア」およびサブカテゴリー「スコアの詳細について」をご選択ください。担当部署にて対応いたします。

透明性と品質:CDPのコミットメント

CDPはスコアの正確性、透明性、公正性の確保に努めています。すべての回答は、一貫したスコアリング基準、必須要件、および段階的な品質管理プロセスに基づきスコアリングされます。詳細につきましては、関連するスコアリングイントロダクションをご参照ください:完全版質問書 / SME版質問書

スコアアピール

スコアに誤りがあると考えられる場合、情報開示企業はスコアアピール(異議申し立て)が可能です。スコアアピールを希望される場合には、所定のアピールフォームをご提出ください。提出されたスコアアピールは、CDPのスコアリングチームによって審査されます。詳細につきましては、関連するスコアリングイントロダクション内、スコアアピールポリシーをご参照ください:完全版質問書 (20ページ) / SME版質問書 (17ページ)。

審査が完了次第、CDPより結果が通知されます。CDPは、アピールフォームに記載のない内容も含め、情報開示企業の回答すべてを総合的に再評価します。スコアアピール後に付与された結果は最終的なもので、それ以上の異議申し立てはできません。

このプロセスは、すべての企業を公平かつ一貫した基準で評価するためのものです。CDPはこれにより、高水準のデータ品質と透明性を維持しています。

スコアアピールについてのお問い合わせは、CDPヘルプセンター内マイサポートよりご連絡ください。お問い合わせの際は、ユーザータイプ「情報開示組織」、カテゴリー「CDPスコア」、およびサブカテゴリー「スコアの詳細について」をご選択ください。担当部署にて対応いたします。

スコアリング関連資料

この記事に関連する資料はCDPウェブサイトに掲載されています。以下のリンクもお役立てください:


お探しの答えが見つからない場合は、この記事の最後にある「サポートに問い合わせる」より、CDPサポートにご連絡ください。CDPヘルプセンターマイサポートよりケースを作成してお問い合わせの場合は、ユーザータイプ「情報開示組織」、カテゴリー「CDPスコア」およびサブカテゴリー「スコアの詳細について」を選択し、お問い合わせください。担当部署にて対応いたします。

ケースの作成方法、およびヘルプセンターアカウントの作成方法につきましては、ヘルプセンターへのお問い合わせ方法をご参照ください。

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