Last Updated: 10/27/2025
本記事は情報開示組織向けのもので、ポータル上で回答要請を確認・管理する方法について説明しています。回答要請は、キャピタルマーケッツ署名機関、サプライチェーンメンバー(顧客)、RE100、バンクプログラムメンバーなど、さまざまな回答要請機関から届く可能性があります。
また、本記事は質問書の再設定が必要となる場合についても説明しています。質問書の再設定は、回答要請の内容が変更された場合や、特定の不具合が発生した際の対処方法として必要な操作であり、再設定することで貴組織に関連する質問が質問書に正しく表示されます。
内容
回答要請の確認と管理
単独/子会社として
情報開示組織として、自社に届いた回答要請および環境課題の内容を確認するには、ポータルにサインインしてください。
サインイン後、左側のナビゲーションパネルにある「回答要請」をクリックするか、ホームページの「回答要請を確認」タイルをクリックして、「回答要請」ページに移動します。ここで、自社に届いているすべての回答要請の一覧を確認できます。
回答要請の詳細については、CDP情報開示要請とは をご覧ください。
注:全ての回答要請に対して回答するか、拒否するかのいずれかのみ選択可能です。特定の回答要請についての詳細を知りたい場合は、CDPまたは該当する回答要請機関へ直接お問い合わせください。
回答要請を確認後、質問書の設定を完了すると、質問書への回答を開始できます。詳しい手順は、CDPポータルでの質問書の設定方法 をご覧ください。
親会社が貴組織に代わって情報開示する場合は、以下の「親会社として」のセクションをご参照ください。開示企業における親会社・子会社間の報告方針と手続きにも詳細がございます。
親会社として
子会社に回答要請が届いている場合、親会社は回答要請ページ内の「子会社(SUBSIDIARIES)」タブからそれらの要請を確認・管理できます。
子会社に代わって情報開示を行うには、対象の子会社の右側にある矢印をクリックし、表示されるポップアップで「要請の統合(マージ)(Merge requests)」をご選択ください。統合後の子会社の要請は「親組織への紐づけ(DELEGATED)」タブに移動します。
重要:  子会社がすでに回答を開始している場合に親会社が要請を統合すると、子会社の入力済回答データは失われます。
重要:また、親会社として子会社を統合して回答を提出する場合、親会社はすでに回答を開始していたとしても、質問書を再設定する必要があります。これにより、サプライチェーンメンバー名や関連質問が質問書に正しく表示され、回答要請機関を選択する質問にも回答できるようになります。回答要請機関情報を確認するには、回答要請リストをご覧ください。
 
質問書の再設定
回答要請リストに変更があった場合は、必ず質問書を再設定してください。変更があった都度、情報開示提出責任者によってポータルのホームページ>質問書の設定を再提出する必要があります。新規要請を受け取った、または要請が削除されたために質問書を再設定する場合、ポータルのホームページはオンボーディング時と同じ状態になります。オンボーディングタイルから、「②質問書を設定>」をクリックしてください。
その他の理由で質問書を再設定する必要がある場合、ポータルのホームページ>KPIタイル下右側にある鉛筆アイコンの「質問書の設定を編集する」をクリックします。
ポップアップ画面が表示され、情報開示提出責任者がこのまま質問書設定を編集することを確認すると、「質問書設定」ページに移動します。質問書を再設定する前に「質問書設定」ページから移動した場合、ホームページと質問書のページはオンボーディング時と同じように表示されます。「質問書設定」ページに戻るには、ホームページのオンボーディングタイル>「②質問書を設定>」をクリックするか、左ナビゲーションパネルの「質問書」タブ>「質問書の設定 >」赤ボタンをクリックしてください。
重要: 質問書をを再設定しても、既に入力したデータは失われません。ただし、追加の質問が表示される可能性があります。質問書の再設定の提出は、情報開示提出責任者のみ操作が可能です。
前述の親会社による子会社統合開示以外にも、以下の場合に質問書の再設定が必要です。該当する場合は、再設定を行ってください。
質問書を設定し、回答を開始した後に、顧客からの追加要請を受け取ることがあります。これらは、ポータル内のホームページに表示される要請バナー(例:「3件の新規回答要請があります」)で確認できます。
このように6月18日以降回答期間が終了するまで回答要請が届く場合があります(late request)。6月18日以降に届いた新規回答要請については、情報開示組織が承認または拒否することができます。
6月18日以降に新たに届いた回答要請は、回答期間終了日の11月19日までに承認しない場合、無効となります。
重要:追加で届いた回答要請を承認した後は、サプライチェーンメンバー名や関連質問を質問書に正しく表示させるため、必ず情報開示組織側(情報開示提出責任者)で質問書を再設定してください。入力済みの回答内容は失われません。
重要:質問書を提出済みの場合は、回答要請を承認する前に「質問書を編集する」をクリックしてください。質問書を編集状態にすることで、回答要請の承認や質問書の再設定が可能になります。
回答提出後の回答編集方法はこちらの記事をご参照ください。
もし、スコアリング対象提出期限前に、「質問書を編集する」をクリックし、質問書を再設定した場合は、変更内容がスコアリング対象となるよう、スコアリング対象提出期限までに質問書の再提出を忘れずに行ってください。スコアリング対象提出期限後も、追加で届いた回答要請の承認などの変更は可能ですが、変更内容はスコアリング対象となりませんのでご注意ください。
まだ回答を提出していない場合や、現在回答を修正中の場合、情報開示提出責任者が必要に応じて質問書を再設定することができます。チームメンバーの管理および役割の設定方法については、こちらの記事をご参照ください。
以下の手順に従い、6月18日以降に追加で届いた新規回答要請を承認または拒否してください。さらに詳しいガイダンスについては、追加要請の管理に関する動画をご覧ください 。
以下の手順に進む前に、回答がまだ提出されていないことをご確認ください。
- 左ナビゲーションパネルの「回答要請」をクリックします。
 - 6月18日以降追加で届いた新規回答要請は「紐づけ可否の確認(FOR REVIEW)」タブに表示されます。 要請の右にある矢印をクリックすると、サイドパネルが開きます。
 
- 回答要請を「承諾する」で承認。その後、回答要請は「紐づけ可否の確認(FOR REVIEW)」タブから「要請済み(REQUESTED)」タブに移動します。「辞退する」で拒否ができます。
 
注意:すでに回答を提出している場合は、 回答要請を承認する前に必ず「質問書を編集する」をクリックしてください。
- 拒否された要請は「紐づけ可否の確認(FOR REVIEW)」タブに残り、要請元には拒否の通知が送られます。
 
重要:回答提出後に新規で届いた回答要請を承認するには、「質問書を編集する」より回答を修正可能な状態に戻し、要請を承認してください。その後、質問書設定および回答を再提出する必要があります。スコアリング対象期限に間に合うよう、お早めの再提出をお願い致します。
- 追加の新規回答要請を承認または拒否した場合、質問書を再設定する必要があります。この記事の前のセクションに記載されているガイダンスを参照の上、質問書を再設定してください。
 
質問書が表示されない場合
ユーザーアカウントの所属組織との紐付けが完了し、ポータルの「回答要請」タブに要請が表示されているにもかかわらず質問書が表示されない場合は、情報開示提出責任者が質問書の再設定をしてください。
※ 情報開示提出責任者のみが質問書の設定を提出できます。
情報開示提出責任者が質問書の再設定をしても、質問書が表示されない場合は、CDPヘルプセンターのマイサポートからお問合せください。お問い合わせの際には、「技術的な問題」→「システムエラーが発生している」を選択し、スクリーンショットも添付してください。
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