この記事は情報開示組織向けに、ポータル上で回答要請を確認・対応する方法についてのガイダンスです。回答要請は、キャピタルマーケッツ署名機関、サプライチェーンメンバー(顧客)からの要請、RE100、バンクプログラムメンバーなど、さまざまな回答要請機関から届く可能性があります。
また、質問書設定の再送信が必要となる場合についても説明しています。これは、回答要請の内容が変更された場合や、特定の不具合が発生した際の対処方法として必要になります。設定を再送信することで、自社に関連する質問が質問書に表示されるようになります。
内容
情報開示組織として、自社に届いた回答要請および環境課題の内容を確認するには、ポータルにサインインしてください。
サインイン後、左側のナビゲーションパネルにある「回答要請」をクリックするか、ホームページの「回答要請を確認」タイルをクリックして、「回答要請」ページに移動します。ここで、自社に届いているすべての回答要請の一覧を確認できます。
詳細については、CDP情報開示要請とは に関する記事をご覧ください。
注意:すべての回答要請に対して回答するか、全て拒否するかのいずれかのみ選択可能です。特定の回答要請に関して詳細を知りたい場合は、CDPまたは該当する回答要請機関に直接お問い合わせください。
回答要請を確認したら、質問書の設定を完了し、質問書への回答を開始できます。詳しい手順は、CDPポータルでの質問書の設定方法 をご覧ください。
親会社が自社に代わって開示する場合は、以下の「親会社として」のセクションをご参照いただき、詳細についてはこちらをご覧ください。
子会社に回答要請が届いている場合、親会社は回答要請ページ内の「SUBSIDIARIES(子会社)」タブからそれらの要請を確認・管理できます。
子会社に代わって情報開示を行うには、対象の子会社の右側にある矢印をクリックし、表示されるポップアップで「Merge requests(要請の統合)」を選択してください。統合後の要請は「DELEGATED(親組織への紐づけ)」タブに移動します。
重要: 子会社がすでに回答を開始している場合に親会社が要請を統合すると、子会社が入力した回答データは失われます。
重要:また、親会社として統合された回答を提出する場合、すでに回答を開始していたとしても、質問書の設定を再送信する必要があります。これにより、サプライチェーンメンバーや関連質問が質問書に正しく表示され、要請元を選択する質問にも回答できるようになります。これを確認するには、回答要請リストをご覧ください。
質問書の設定を再送信する
回答要請リストに変更があった場合は、必ず質問書の設定を再送信してください。
質問書ページに移動し、ページ右側のKPIタイル下にある鉛筆アイコン付きの「質問書の設定を編集する」をクリックします。
重要: 設定を再送信しても、既に入力したデータは失われません。ただし、追加の質問が表示される可能性があります。質問書の設定の再送信は、情報開示提出責任者のみが行えます。
前述の親会社による統合開示以外にも、以下の場合に設定の再送信が必要です。該当する場合は、再送信を行ってください。
質問書の設定を提出し、回答を開始した後に、新たな顧客からの要請を受け取ることがあります。これらは、ポータル内の質問書ページ上部に表示される進捗バナー(例:「新たな回答要請が15件あります」)で確認できます。
このように6月18日以降に回答要請を受ける場合もあり、回答期間が終了するまで回答要請が届く場合があります。6月18日以降に届いた回答要請については、情報開示組織が承認または拒否できます。
重要: 回答期間中に届いた回答要請は、回答期間終了日の11月19日までに承認しないと無効になります。
また、追加で届いた回答要請を承認した後は、必ず質問書の設定を再送信してください。すでに入力済みの回答内容は失われません。
注意:すでに質問書を提出済みの場合は、回答要請を承認する前に「質問書を編集する」をクリックしてください。質問書を編集状態にすることで、回答要請の承認や設定の再送信が可能です。
回答提出後の回答編集方法はこちらの記事をご参照ください。
設定の編集後はスコアリング提出期限までに質問書の再送信を忘れずに行ってください。スコアリング提出期限後に提出された変更はスコアには反映されませんが、追加で届いた回答要請を承認することは可能です。
まだ回答を提出していない場合や、現在回答を修正中の場合は、情報開示提出責任者が必要に応じて質問書設定を再送信することができます。チームメンバーの管理および役割の設定方法については、こちらの記事をご参照ください。
以下の手順に従って、回答期間中に届いた回答要請を承認または拒否してください。以下の手順に進む前に、回答がまだ提出または再送信されていないことを確認してください。
- 左ナビゲーションパネルの「回答要請」をクリックします。
- 回答期間中に届いた回答要請は「FOR REVIEW」タブに表示されます。 要請の右にある矢印をクリックし、サイドパネルが開きます。
- 回答要請を「Accept」で承認、「Decline」で拒否してください。
注意:すでに回答を提出している場合は、 回答要請を承認する前に必ず「質問書を編集する」をクリックしてください。
- 拒否された要請は「FOR REVIEW」タブに残り、要請元には拒否の通知が送られます。
重要:回答提出後に届いた回答要請を承認するには、「質問書を編集する」より回答を修正可能な状態に戻し、要請を承認してください。その後、質問書設定および回答を再送信する必要があります。スコアリング期限前のできるだけ早いタイミングで回答の再提出されることを推奨します。
- オンボーディング段階の場合は、ホームページ上の青いオンボーディングタイルから「質問書の設定」をクリックし、設定を再送信してください。
- すでに質問書への回答を進めている場合は、質問書の進捗バナーの下にある「質問書の設定を編集する」をクリックして、設定を再送信してください。設定の再送信は、既に入力された回答には影響しません。
アカウント登録と組織との紐付けが完了していて、「回答要請」タブに要請が表示されているにもかかわらず質問書が表示されない場合は、情報開示提出責任者が質問書の設定を再送信してください。
※ 情報開示提出責任者のみが質問書の設定を提出できます。
設定を再送信しても解決しない場合は、CDPヘルプセンターのマイサポートからご連絡ください。問い合わせ時は「技術的な問題」→「システムエラーが発生している」を選択し、スクリーンショットも添付してください。
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